ナンバーファイブ 吾、No.仁(尚昆)のモデル発見?


ナンバーファイブ 吾は、松本大洋の漫画。
流れもよくわかんないし、ストーリーだけ取り出すとベタだし、唯一の女キャラが大食いおデブちゃんだしで誰にでも勧められる作品ではない。
でも、時々思い出しては本棚から取り出したくなる引力がある。

この作品に、No.仁(ナンバーツー/ナンバー2)尚昆(しょうこん)というキャラクターが出てくる。
理知的なスピード狂のバイク乗りという設定。
このキャラのモデルか?と思えるほどそっくりのキャラを発見した。



この「こち亀 34巻」収録の「白バイ隊員・舞 昆クン!!の巻」に出てくる、「舞昆(まい・こん:マイコンのことだろう」というキャラ。

このキャラも白バイ隊員ということでバイク乗りだし、冷静で理知的。
最新鋭のコンピュータを搭載した特別製のオートマチック白バイ「スーパーポリスバイク X号」にまたがるという設定。

見れば見るほどそっくり!?

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ジャンル : アニメ・コミック

読書 - シャンタラム

シャンタラム〈上〉 (新潮文庫)
グレゴリー・デイヴィッド ロバーツ
新潮社 (2011-10-28)
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シャンタラム〈中〉 (新潮文庫)
グレゴリー・デイヴィッド ロバーツ
新潮社 (2011-10-28)
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シャンタラム〈下〉 (新潮文庫)
グレゴリー・デイヴィッド ロバーツ
新潮社 (2011-10-28)
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 反逆心と、魅力的な女と、未知の土地での冒険がこれでもかと詰まった小説。他にどんな説明がいるだろうか。
 …と、これで終わらせるのはあまりにそっけない。ごく、ごく簡単なあらすじを。

 生まれ育った国で武装強盗の罪により投獄された主人公は、そこを脱獄し、未知の国インドに降り立った。そこで出会った”ビッグ・スマイル”の”プラバカル”と意気投合する。
 主人公はある事件により、有り金をすべて失う。逃亡犯である主人公には助けてもらうあてもない。プラバカルは言う。
 「とても、とても、とても深刻なトラブルです。インドでは金がないということは笑えないことです」

 もうこれ以上は語れない。これでも語り過ぎたかもしれない。それくらい情報のない状態で読みたい本なのだ。 プラバカルの言い方を真似れば、「とても、とても、とてもおもしろい物語です。これを読まずに『読書が好き』なんて笑えないことです」ってところか。
 ただし、長い。すごく、すごく、すごく長い。上中下の三部作で、上巻が700頁、中巻が622頁、下巻が549頁もあるのだ。しかしそんな思いも読み始めるまでの話。一度手に取ってしまえば、それこそ寝る間を惜しんで読み進んでしまう。「長い、長い」が「足りない、足りない」「終わるな、終わるな」になっていく。
 驚くのは、この練りに練ったような冒険活劇は、著者の体験を元に書かれたものらしいということだ。新潮社の著者来歴から引用すると、以下のように記してある。

グレゴリー・デイヴィッド・ロバーツ
Roberts,Gregory David

1952年、豪メルボルン生れ。十代から無政府主義運動に身を投じるも、家庭の破綻を機にヘロイン中毒に。1977年、カネ欲しさに武装強盗を働き、服役中の1980年に重警備刑務所から脱走。1982年、ボンベイに渡り、スラム住民のために無資格・無料診療所を開設。その後、ボンベイ・マフィアと行動を共にし、アフガン・ゲリラにも従軍。タレント事務所設立、ロックバンド結成、旅行代理店経営、薬物密輸の後に再逮捕され、残された刑期を務め上げる。2003年に『シャンタラム』を発表し、現在もインドの貧困層を支援するチャリティ活動に奮闘中。
グレゴリー・デイヴィッド・ロバーツ|新潮社


 事実は小説よりも奇なりという言葉があったが、まさにそれを地で行くような人生じゃないか。それをただ語ってもらうだけでも間違いなくおもしろいだろうに、そこに一癖や二癖では足りないほどの個性的な人物が次々に出てくる。それに、文面の端々に現れる著者のインドへの愛情。人々の暮らしぶり。文化や風習。とあるしぐさをしてみせるだけでインドの人たちがどれだけ喜ぶのかということ。人生には自分の意志や信念だけではどうにもならないこともあるということ。

 田口 俊樹氏の翻訳がいい。海外の小説を読むと、いかにも翻訳しましたよという文が続いて多少冷めたりもするが、田口氏の訳は自然で、下品な罵り合いも実際に見てきたような、情景の浮かぶ描写だった。この翻訳がなかったら、本書の魅力も結構な部分が損なわれていたんじゃないだろうか。

 後半になるにつれ多少間延びする印象があることも否めない。前半の、何が出てくるかわからないサーカスに紛れ込んだようなドタバタ劇とは打って変わって、暗く重たい思想と現実の谷間に落ちていく。時にあまりに高尚な言い回しについていけないと感じることもあったが、インドで暮らすとそういう考え方になるのかもしれない。
 出会いと別れ。友情と裏切り。尊敬と軽蔑。愛と無関心。すべてを味わった主人公を包むインドの人たちの温かさ。それは、著者のインドへの思い入れの表れなんだろう。

 ジョニー・デップがプロデューサーを務める同タイトルの映画もようやくクランクインにこぎつげそうだという。楽しみな限り。


 こんな物語を読んだらインドを好きにならざるを得ない。ゲッツ板谷氏の“インド怪人紀行”を読んで中和しておこう。
 シャンタラムとは真逆の“外から見た”インドの嫌らしい面をバカバカしいギャグとともにたっぷり味わえる。
インド怪人紀行 (角川文庫)
ゲッツ板谷
角川書店
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テーマ : 読書感想
ジャンル : 本・雑誌

読んだ本 - ホームレス大図鑑

ホームレス大図鑑
ホームレス大図鑑
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村田 らむ
竹書房
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 村田らむのホームレスの本はいくつかあるが、すぐに発禁回収になってしまう。その結果手に入れづらくなり、高騰してしまっている。この本もその中のひとつで、Amazonでは定価1800円のこの本が、5千円近くの値が付けられている。
 内容はタイトル通りひたすらホームレスについて語られたものだ。ホームレスをジャンル分けしたり残飯ばかりの食生活を紹介されていたりとある程度の予想がつく内容ではある。ただし、著者はそれらの取材の際にひとりひとりのホームレスに話しかけ、小さな虫のうようよいる部屋に泊まり、怒鳴られ、追い払われ、時には酒を酌み交わし、またある時はいきなり刃物を突きつけられるという香ばしい目に遭いながら体当たりの取材を続ける。絶対にやりたくない仕事である。こんな体験を乗り越え出版までこぎつけた著者にはつくづく頭がさがる。

 10万円でホームレスの夢を叶えようという企画があった。これがとにかく不愉快になる。ホームレスに親切にしたところで得るものは何もないということを知らしめてくれる。路上生活をしている人たちからしたら、”こっち側”からの親切はおせっかい以外の何物でもないのだと思い知らされる。こっちの懐が痛むわけではないし、こんな気分になること自体上から目線になっているのだろうが、それでも「せっかくしてやってるのにその態度はなんだ」と考えてしまう。
 10万あったら風俗に連れて行け、などとのたまうホームレスを片っ端から取り除き、この企画に選ばれたホームレス氏の夢は、故郷に帰りたいというものだった。テレビでやればいかにもお涙頂戴ものが作れそうな手堅い企画なんじゃないの、と思わせられる。だが、もちろんそんな風にはいかない。
 しょっぱなからトラブル続きの旅は、ホームレス氏の親族の明らかな拒絶で誰も喜ばない終わりを迎える。無理に建設的な部分を見出そうとすれば、ホームレス氏に新しい服が手に入ったこと、ホームレス氏とその親族がお互いに生存確認が取れたことだろうか。最後にホームレス氏の親族が著者に向かって「ありがと」と呟く場面では、喉の奥にいつまでも飲み込めないものが詰まった気がしてますます後味が悪くなった。

 ホームレスだからといって、まったく働かないわけにはいかない。食べなくてはならないし、生きていればなにがしかのカネが必要になる。
 よく選ばれる仕事として、ダンボール集め/空き缶集め/本屋さん/日雇い/露店/並び屋/特別清掃/物乞い/拾い屋/銀杏集めなどが紹介されていた。これらはいくつかを除くと信じられないほど割に合わない仕事だ。詳細は控えるが、ふたつほど例を挙げると以下の様なものだ。

●ダンボール集め 相場:2~4円/kg
リヤカーいっぱいにダンボールを積んで数百キロにもなる重労働だが、それだけがんばっても数千円にしかならない。

●空き缶集め 相場:80~120円/kg
勝手にマンションなどから持って行くと怒られたりする。拾うだけではなく、潰したり仕分けたりと作業工程が多くて大変。時給にすると100円以下。


 正直言って、1/3強を読み進んだところで漂う空気にうんざりし、同じ写真が何度も使われ、似たような記述が続き、ダンボールハウスとブルーシートのテントの迷路に迷い込んだ気分さえしてさっさと終わらないかという心境だった。後半になるにつれ誤字脱字も増え、やっつけの校正者の集中力も切れたようだ。読みにくさも増し、内容は目新しさもなく、いよいよだらけてくる。ところが、最後の企画である「大阪・西成 無一文からの脱出!!」というたった31ページの部分が、今までの倦怠感をひっくり返すほどおもしろかったのだった。
 内容は、村田らむ氏が同地区で無一文状態から金を稼いで出て行くまで、という趣旨の体験記らしい。だが、とくに説明もなく始まるし、”無一文”と謳いながら企画開始直後にいきなりドヤ(労働者向けの格安宿)に泊まったり飯を喰ったりする金は持っていたりと適当な感じだ。
 ホームレスかその予備軍と、それらを取り仕切る怪しげな人たちばかりの場所で、外から来た村田氏は浮きまくる。手っ取り早く稼げるとふんだ肉体労働ですら雇ってもらえない。気分も落ち込み半ば諦めかけた時に村田氏が目にしたのが、「日払い可。高給保証」というスポーツ新聞の3行広告並みの、目にした瞬間ブラック確定の焼き鳥屋の張り紙だった。
 背に腹は代えられないとそこで働き始めると、案の定ブラックな職場。一日に20時間働いて時給換算100円程度という散々な場所だった。だが、雨風は防げるところで眠れるし、食事の心配もないので、路上で寝泊まりする人の多いこういう場所ではいい職場と言えるのかもしれない。
 しばらく働いたところで、同僚のひとりと相談の上逃亡計画を立てることになる。なんせ雇い主はその筋の方々。「辞めます」と正直に宣言したところではいそうですかと辞めさせてくれるとは思えない。とうとうある日それを実行に移すが…。
 後日談として語られる、共に逃亡計画を立てた同僚のその後が凄絶だ。
 元いた場所には当然いられないので、東京に出てくる。あてもないのでふらふらしていると違法商売をしている外人に世話になる。そのうち知り合いができ、紹介されてコピーブランドなどを売り始め…、と馳星周か大沢在昌のハードボイルド小説かと思うようなシノギ方だ。これだけ書くとホームレスと関係がなくなっているかのように思えるが、彼もまた路上で寝泊まりしていた立派な?ホームレスであり、そこからどう抜けだしたのかという話だ。それにしても、そんな抜け出し方をしなくてもと考えてしまうが、本人からすると案外自然な流れなのかもしれない。

 読み終わると、何もない退屈な日常がありがたいものに感じてきた。

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兼業農家ツベル

Author:兼業農家ツベル
PC(パソコン)ときどきゲーム。ニュースも少々。

平成28年熊本地震に被災しました。今は元気です。

最近自分がアスペルガー症候群(AS)の特性が強いことがわかりました。

更新通知用:@tbrcln

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