【熊本地震】本震後から18日早朝までの経過報告

●野良黒 熊本地震に被災してから今までの経過報告

前回のエントリーは、今読み返すと緊張感があまりない。命に関わるような被害がなく、報道でも致命的なものは見当たらなかったため、すでに終わったこととして油断していた。

筆者は本震の時に最大震度地域にいた。


■本震前後、16日1時25分頃~

まだ寝ていないので、気持ちとしては15日深夜。
PCを使って気晴らしにYouTubeなどを観ながら明日の片付けを考えていた。

ドンッと突き上げるような大きな衝撃。M7.3、最大震度6強。
今までとは比較にならないもの。すぐに停電。
急いでPCのモニターを伏せて、すぐにPCデスクの下に緊急避難。

まったく揺れが収まらない。ずっと小刻みに揺れ続けている。1メートル先のスマホに手を伸ばすのもためらうような不気味な揺れが、止まることなく30分以上続く。
真っ暗な中、ひたすらデスク下で縮こまっていた。

これはシャレにならんと思いながらも、先ほどの揺れの衝撃の印象が強すぎてデスク下から出られない。スマホで情報を見ながら時間をやり過ごす。

30分ほどすると電気が復旧。停電のままなら迷わず避難所へ行くつもりだったが、PCを使った情報収集効率を考えて自宅待機も視野にいれることに。


■2時過ぎ頃~

まずは避難準備を再優先。昨夜準備したものがほとんどそのままなので、そのまま外に出すだけでよかった。
靴を履いたまま室内に戻り、PCが壊れていないことを確認。

5分、10分という間隔で余震が起こるので、そのたびにデスク下に潜る。

家の状況を確認すると、破損箇所は見当たらなかった。崩れる恐れは少ないと考え、自宅待機で情報収集に当たることに。
部屋が1階ですぐに逃げ出せる場所というのも待機の理由の一つ。もう一つは、自分たちが避難所に行かないことで、毛布や食料などの物資、寝床スペースが少しでも行き渡るようにという勝手な思いから。

そのまま家族や知人、身内に向けて情報支援の構えを取った。


■17時~

ガス、水道が止まったことを確認。
電気以外のライフラインが止まってしまった。

食料を集めに行った家族によると、どこの店も何も置いていない状況とのこと。避難所でも何も手に入れられない。

被災地域外の友人に連絡を取り、情報支援を頼む。ネット上にある配給や炊き出しの状況を知らせてもらう。

家族は再度食料集めへ。車は1台だけなので、筆者はそのまま自宅で情報収集。
配給に2時間並んだ結果、レトルトのおかゆ1つと乾パン1パック (1食分)だったとのこと。

友人から非常に有意義な情報を知らせてもらい、配給を手にすることができた。おこわ大盛り2パック。
なんとか今晩の飢えは凌げた。

余震は度々起こる。もう震度5程度では席を立つこともない。


■22時頃~

揺れが収まってきたので横になって休息。就寝。
余震に目を覚まされながら仮眠。


■17日、2時~

起床。


●痛いニュース(ノ∀`) : 熊本県知事激怒 「屋内に避難しろ?余震が怖いからみんな外に出たんだ。現場の気持ちを分かってない」 - ライブドアブログ

このニュースへの反応を見て、否定的な意見にびっくりする。
怖い、恐ろしいというのは論理や理屈ではなくて、感情。小さな子供やお年寄りが震えるのを説得で止められるものではない。
余震の度に「建物が崩れるかも」「蛍光灯が割れて落ちてくるかも (実際にいくつかの避難所で起きた)」と飛び起きながら室内で過ごすことは難しい。

雨が降るまでは、寒くても崩れる心配のない屋外で過ごしたいという避難所の人たちの気持ちは、そんなに理解できないものなのだろうか。
この人たちは、「自宅が崩れるかもしれない」という恐怖心から避難している。心理的に、建物が崩れることへの恐怖心が深いのだ。

そういうことを踏まえると、熊本県の蒲島郁夫知事の発言は被災者の気持ちをおもんぱかったものである、ということを被災者の一人として強く断言しておく。


■7時~

買い置きしていたカップ麺を食べる。ガスが止まっていて電気ケトルやポットがないので、電子レンジでぬるま湯にして作る。
節約のため、一つのカップ麺を家族と分け合う。

我慢していたが、トイレに向かうことに。水が止まっているので自宅は使えない。
近所の公園へ。水が止まっているので溜まりっぱなしの状態。かろうじて紙はある。少しでも使用可能容量を稼ぐために拭いた紙は横に捨て、排泄物だけを入れることになっているようだった。
通常なら恐ろしい悪臭を感じているのだろうが、非常時のせいか臭いをあまり感じない。

ついでに足を伸ばして近くの小学校へ。被災者へ開放してある。
配給は、食料、水ともに時間は不明。量は不足しているとのこと。ここは避難所の中でやりくりするだけで精一杯のようだ。
トイレは、汲み置きの水を使って流せるため清潔に使えているようだった。

途中、水の配給を求めているオバちゃんを見かけたので、少し遠いが江津湖の湧き水を教える。動植物園裏のウォーキングコース上の水飲み場。地元民なら、言えば「ああ、あそこか」とわかる。
あそこは湧き水なので、断水は関係なくいくらでも汲める。
笑顔で感謝された。

行き交う人があれば、あいさつして配給の情報を聞いてみるが、どれもあやふや。「あそこならひょっとして…」という思いつきの意見ばかり。確定的な情報は得られず。

避難所では、どこもあまり歓迎される雰囲気ではなかった。ただでさえキツキツなので、これ以上避難されて食い扶持が減るのは困るということだろう。
災害時なので、建前では断る訳にはいかないが、できれば食料は分けたくないという態度がありありだった。

人づてで食料を確保することは難しいと判断。やはり電気の通っている自宅待機にて、ネットで情報収集することに決める。


■9時~

ネットにて配給の情報収集して終日過ごす。
家族には、筆者が得た情報を元に物資の確保に動いてもらう。
得た情報は知人に拡散。

これにより、自宅待機でも食料をなんとか確保できた。
年寄りもいるので一安心。


■情報元など

●Yahoo!リアルタイム検索~Twitter(ツイッター)、Facebookをログインなしで同時に検索!
リアルタイム検索でさまざまな人たちから。情報感謝。
ツイッターは情報の鮮度がよく、見てからすぐに動けば物資を確保しやすい。

●Google マップに熊本県内の「スーパー営業情報」「炊き出し&支援物資集積地点」「給水所」集約、避難所の状況・ニーズを共有、学生らのコミュニティが運営 -INTERNET Watch
食料確保の目的にはあまり向いていない。これを見て向かってもおそらく品切れする。
ガソリンスタンド、入浴施設などは近くの人なら役立つかもしれない。


●九州の無料Wi-Fiや避難所Wi-Fiの場所が分かるマップ公開、熊本県・大分県では公衆電話が無料化 -INTERNET Watch
熊本は、繁華街や大型施設以外はWi-Fiがほとんど設置されていないので役に立っているようには感じない。
たまたま近くにいればラッキー程度。


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兼業農家ツベル

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平成28年熊本地震に被災しました。今は元気です。

最近自分がアスペルガー症候群(AS)の特性が強いことがわかりました。

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