【効率化】キー1個でソフトを起動する方法 - AutoHotKeyでプログラムを呼び出す【AHK】

誰にでも「毎日使うソフト」がきっとあるはず。それを簡単に起動できるようにするととても便利になる。

AutoHotKey (以後 AHK) を使った効率化を紹介する。各種ソフトウェア、アプリケーションをキーボードのキーひとつで呼び出せるようにする。
単純なスクリプトだが、AHKの便利さが体感できるはず。

筆者はプログラムを立ち上げるのにはずっとfenrirなどのランチャーをメインに使っていた。
だがAHKを使えばショートカット一発なので、比べ物にならないほど素早く呼び出せるようになった。

以下はAHKを使ったことのない人へ向けたエントリー。
すでに使っている人には目新しい部分はない。


■AHKをインストールする

まずはAHKをインストール。

●AutoHotkey
「Download」から「Installer」を選ぶ。
他の人が作ったスクリプトを使う場合は「Unicode 32-bit」が汎用性が高いとされている。

インストールが終わると、My Documents (マイドキュメント)に AutoHotkey.ahk というファイルができている。これを編集して使う。

AutoHotkey.ahk の開き方は、先にメモ帳などのテキストエディタを開いておき、そこにドラッグ&ドロップ。
右クリ→プログラムから開く→(任意のエディタ)
でもいい。

筆者の場合はfenrirのインスタントコマンドを使ってサクラエディタに関連付けている。だがこれの説明を始めると「fenrirの使い方」になってしまうので割愛する。


■スクリプトの例

以下のスクリプトを AutoHotkey.ahk ファイルにまるまるコピーすればそのまま使えるようになる。

AutoHotkey.ahk を開いてコピペして保存、ダブルクリックして起動する。そのあとはタスクバーに常駐してくれる。
AutoHotkey.ahk を編集したあとは必ず「保存→AutoHotkey.ahkをダブルクリック」をする。これをしないとスクリプトが有効にならない。
また、スクリプトファイルは「UTF-8 (BOM付)」で保存する。こうしないと日本語が文字化けしてしまう。

【 Firefoxを起動 】
f::Run, "C:¥Program Files¥Mozilla Firefox¥firefox.exe"
こう書けばキーボードの「f」を押すだけでFirefoxが起動する。

【 Google Chromeを起動 】
c::Run, "C:¥Program Files (x86)¥Google¥Chrome¥Application¥chrome.exe"
Chromeメインの人ならこっち。キーボードの「c」を押すだけでGoogle Chromeが起動する。


ソフトがインストールされているフォルダは環境によって違う場合がある。上記の設定例も自分の環境に合わせて書き換える必要がある。
他のソフトやアプリケーションを起動したければ、上記例を参考にしてディレクトリのフルパスを書き換えればいい。


■誤動作しないようにする

上記ではアプリを呼び出す単純なスクリプト例を挙げてみた。
だが、このままでは文字入力をしようとした時でもアプリが起動してしまう。

これを避けるためには、複数キーの組み合わせを設定する、という書き方がある。
設定例として「AppsKey+hoge」で起動するように書いてみた。「AppsKey」はキーボードの右下にあるCtrlとAltの間あたりにあるキー。通常は右クリックと同じようにコンテキストメニューを呼び出す動作となっている。名前からしてアプリを起動するのにぴったりだ。

【 Firefoxを起動 】
AppsKey & f::Run, "C:¥Program Files¥Mozilla Firefox¥firefox.exe"
こう書けばキーボードの「AppsKey+f」を押すだけでFirefoxが起動する。AppsKey を先に押し、続けて f を押す。

【 Google Chromeを起動 】
AppsKey & c::Run, "C:¥Program Files (x86)¥Google¥Chrome¥Application¥chrome.exe"
こう書くと「AppsKey+c」でChromeが起動。


【 AppsKey単体で使う 】
^AppsKey::Send, {AppsKey}
上記の設定例ようにAHK Scriptとしてキーの組み合わせを設定すると、そのキー単体での元々の動作が損なわれてしまう。
Appskeyを単体で使わない人ならそれで困らない。しかし筆者のように割とよく使う場合はちょっと困る。
このスクリプトを書いておくと「Ctrl+Appskey」でAppskeyの元々の動作が再現される。


ファンクションキー使う手もある。キーボード上部にある「F1 / F2...F12」などのキー。
【 Firefoxを起動 】
F11::Run, "C:¥Program Files¥Mozilla Firefox¥firefox.exe"
こう書けばキーボードの「F11」を押すだけでFirefoxが起動する。

【 Google Chromeを起動 】
F12::Run, "C:¥Program Files (x86)¥Google¥Chrome¥Application¥chrome.exe"
こちらは「F12」。


■CtrlやAltと組み合わせる

AHKにはCtrlやAltなどの修飾キーも組み合わせられる。
それらは以下のように定義されている。

【修飾キー】
^ Ctrl
! Alt
+ Shift
# Win
vk1Dsc07B 無変換キー
vk1Csc079 変換キー


書き方の例は以下のようにする。
ファンクションキーと他のキーを組み合わせることもできる。

【 Google Chromeを起動 】
^F12::Run, "C:¥Program Files (x86)¥Google¥Chrome¥Application¥chrome.exe"
こう書くと、「Ctrl+F12」を押すとChromeが起動する。

他の修飾キーを使いたければ、上記の例を参考に好きな様に書き換えればいい。
筆者の場合はホームポジションからなるべく手を動かしたくないため、スペースの横にある「変換キー(vk1Csc079)+hoge」や「無変換キー(vk1Dsc07B)+hoge」を多用している。

以下を参考にして自分の使いやすいキーを設定すると、とても非常にめちゃくちゃ便利になる。

参考ページ:
●キーリスト - AutoHotkey Wiki
●ホットキー | AutoHotKey


■多重起動を防ぐ

上記例でFirefoxやGoogle Chromeを簡単に呼び出せるようになった。
しかし、すでに立ち上げるのを忘れて上記のキーを入力すると、二つも三つもFirefoxのウィンドウが開いてしまうことになる。これは困る。

そこでそれらの多重起動を防ぎ、「すでに起動している場合はそのプログラムが前面に出てくる」というスクリプトを書く。
言葉にすると解りにくいかもしれない。しかし使ってみれば解るこの便利さ。これのおかげで何度も「Alt+Tab」を連打する必要がなくなった。

【 Firefoxを起動 or 前面化 】
vk1Csc079 & f::
	Process, Exist, firefox.exe
		if ErrorLevel<>0
		WinActivate, ahk_pid %ErrorLevel%
	else
		Run, "C:¥Program Files¥Mozilla Firefox¥firefox.exe"
Return
「変換キー(vk1Csc079)+f」でFirefoxを起動するが、Firefoxがすでに立ち上がっていればFirefoxが一番前に出てくる。

【 Google Chromeを起動 or 前面化 】
vk1Csc079 & c::
	Process, Exist, chrome.exe
		if ErrorLevel<>0
		WinActivate, ahk_pid %ErrorLevel%
	else
		Run, "C:¥Program Files (x86)¥Google¥Chrome¥Application¥chrome.exe"
Return
こうすると「変換キー(vk1Csc079)+c」でGoogle Chromeが同じように動作する。

「Process, Exist, firefox.exe」の部分はタスクマネージャーのプロセスでわかる。他のソフトを設定したければそうやって調べて書き換える。
また、「元々多重起動しないようになっているソフト」はこの設定はしなくていい。最初のほうで紹介した設定例で同じように動作するはず。


■サクラエディタ:編集するのに便利なエディタ

ahkファイルを編集するのにはメモ帳でも構わない。だが専用のエディタがあればもっと便利になる。
初期設定がちょっと大変だが、ちょこちょこ編集するようになると導入する価値はある。

【 サクラエディタを使う利点 】
  • スクリプトが色分けされる (シンタックスハイライト)
  • コマンドを補完してくれる
  • 動作確認でいちいちダブルクリックしなくて済む
シンタックスハイライトとは、このページの設定例のようにコマンドや関数を色分け表示すること。
これがあると長いスクリプトでも見やすくなる。

●サクラエディタ Download
AHKファイルの編集にはサクラエディタが向いている。
ファイル編集中にCtrl+bのショートカットによりスクリプトのリロードができるからだ。これにより、スクリプトの動作確認をする際にAHKファイルを何度もダブルクリックしなくてよくなる。

●サクラエディタの設定方法 - AutoHotkey Wiki
こちらの「AutoHotKey_L サクラエディタ用 定義ファイル」を導入しておくと、ファイル編集中にCtrl+SpaceでAHKに使えるコマンドを補完してくれるのでめちゃくちゃ便利。うろ覚えのコマンドもこれで大丈夫。


■AHKは便利

AHKを使うと、プログラミングができなくてもいろいろな操作を効率化できる。
調べれば調べるほど便利な使い方がたくさんある。

今回は設定が簡単なのにとても便利な「アプリの呼び出し」を紹介した。
AHKに興味を持つ人が少しでも増えれば幸い。


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テーマ : フリーソフト
ジャンル : コンピュータ

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