ヒト型ロボット|ヤプーにまつわるエトセトラ|他

●【Win】 Adobe Flash Player、日本時間で4/8にアップデートを配信予定 : ニッチなPCゲーマーの環境構築

致命的な脆弱性(CVE-2016-1019)が発見されたそうで、日本時間で4/8にアップデートを配信予定とのこと。


また「致命的な脆弱性」かー。しょっちゅう見つかるもんな。
忘れた頃にFlashが必要なコンテンツがあるから、やっぱりアップデートしておかないと安心できない。

4月8日に配信されるアップデートを適用するまでは、Flashコンテンツは触らないほうが無難そうだ。


■ヒト型ロボット

●「女優そっくりのロボット」は肖像権を侵すのか|WIRED.jp

●$50,000 robot that looks like Scarlett Johansson - YouTube

おお、これはすごい…。
作成者は専門家ではないようで、独学でがんばったとのこと。作成期間は数ヶ月、費用は5万ドル以上だそうだ。

ここまでのものが自宅で作れるようになってるんだ。
応用すると、動物型のロボペットや、妖怪、妖精、モンスターなどのオカルト系ペットなんかも作れるんだろうな。

【閲覧注意:ネイキッド動画】
●Ricky Ma Creation Mark 1 - YouTube
上記ロボットの別の動画。駆動部分の動きを見せるためか、衣装のない状態。肌色多めなのでリンクだけ。
見てみると、ひどい怪我人や手術痕のある他人の体を見たような気持ちになった。つまりこれは、自分の感覚がこれをロボットとしてではなく、人間の体だと錯覚したということだろうか。


●研究結果:人はロボットのお尻を触ることに違和感を覚える | TechCrunch Japan

これはロボットが人間をナンパして気まずくさせているのではない。ただこれはインターフェースをデザインする際、心に留めておくべき種類のことだ ― この場合、ロボットそのものやその動作と姿勢に関しつ。


ひとつ前の話題とも関連がある気がする。
いくら人間とロボットは別物と頭で理解しても、ウェイターロボットが口から赤ワインを吐き出したら躊躇してしまうだろう。

ロボットにとってはただのパーツに過ぎなくても、人間側はそうは捉えない。人間にとってセクシュアルな部分は、ロボットの同じ部分にも近い感覚を覚えてしまう。
人間側としてはそれで困ることはないだろう。だけどロボット側にとっては、それによって機能へ制限ができるかもしれない。いや、機能制限ができて困るのは使用者である人間側か。ということは逆なのか?


■ヤプーにまつわるエトセトラ

ひとつ上のニュースを見て思い出したのが「家畜人ヤプー」。

この「完結編」には、両性具有の給仕アンドロイド「バッコちゃん」が出てくる。星新一の「ボッコちゃん」のパロディだ。そのアンドロイドがあろうことか、口や股間から飲食物を出すという仕組み。
倒錯的な内容なので、それが客ににとっては“ありがたい”こととして書かれている。 人間の部位とロボットの同じ部分の錯覚をポジティブに利用した例とでもいえるだろうか。


上記では引用元として「完結編」を貼ったが、この作品は物語としてはオススメできない。無印に比べ、おもしろくないのだ。読み通すのがツラいレベルで作品のクオリティが著しく落ちている。

著者の沼正三は覆面作家だった。沼をめぐる考察はそれだけで本が書けるほどなので、他に譲る。事実として、沼正三は複数いた。そして、完結編を書いた沼正三はつまらないということだ。
「完結編」を書いたのは天野哲夫とされている。これは、天野本人が後年に告白した。



最初の沼正三が書いたヤプーはこっち。これはおもしろい。三島由紀夫を始めとする著名人が評価したのもうなずける。日本人が奴隷以下の扱いを受けるイース世界は、ある意味では成熟し、脅かされることのない秩序が完成されている。
ただし、内容は非常に倒錯的で、現代人の感覚では肉体の欠如や人種差別、人間の、特に日本人の尊厳を踏みにじるような内容を伴う。イース人の感覚では日本人 (=ヤプー) は人間ではなく動く家具なので、加工も酷使も破棄も何の感情もなく行われる。
どちらにせよ、人を選ぶ作品であることは違いない。

「完結編」と読み比べてみれば、別人の手によるものであろうことはすぐにわかる。白人女性への執着心から、抑圧された欲求を自らが所属する民族への徹底した蹂躙の域にまで貶めるしかなかった初代沼正三。それに比べて「完結編」は、モチーフは同じでも、表面的な変態性にばかり注目され、ダジャレとこじつけとパロディの繰り返しで進んでいく。白人崇拝やヤプーへの理解も初代とは相違があるようだ。「完結編」は、ファンの作った同人誌のようなものだった。

天野が沼正三名義で書いたとされるヤプーの後編は、それを知らずに読了した読者からも評判が芳しくない。よく見るものは、「前半はおもしろかったが後半は冗長、引き伸ばしが目立って退屈、オバタリアンなどの流行り言葉のダジャレにうんざりする」というものだ。これらはどれも、前編には見られなかった作風なのだ。

自分が沼であると告白したのち、天野は天野哲夫名義で書いた著書も沼正三名義に改めて復刊している。天野の著書の中には、天野の半生について記されているものもある。それを沼名義に改めるということは、沼イコール天野ただ一人、という宣言とも取れる。

筆者は、正否を判断する立場にない。当時の事情や人間関係もよく知らないし、関係者の資料を広くあたった訳でもない。当事者にしかわからないこともあっただろう。ただ一個人の感想として、フェアではないなと感じるのみである。

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